アロマの中には、虫よけに効果が期待できるものがあります。
ゴキブリが気になるのであればクローブがおすすめです。
クローブとは和名で丁子と呼ばれるもので、染物にも使われています。丁子染めは香りが良い事でも知られており、虫よけの効果が期待できることも古くから知られています。
漢方薬としても使われていますし、スパイスとしても知られている身近なものです。
虫よけに効果について
ハーブの中には香りが強いだけでなく、他の生物にとって毒となる物も多いです。
クローブにはオイゲノールという成分が含まれています。このオイゲノールには、鎮痛効果や抗菌作用などが期待できます。
人間にとって有効な物が、他の生物にとって毒になるのはよくある事です。
特に高濃度となると、その作用は強くなります。そのため、高濃度である精油がゴキブリにとって毒となると考えられます。
クローブだけでなく、ニホンハッカやペパーミント、リモネンやシトロネラールなども効果が期待できる精油です。
対策をするのであれば、家全体で考えるほうが賢明です。香りの好みなどもありますし、沈静効果ではなく覚醒作用が欲しいときもあります。
精油を活用するなら場所により使い分けるほうが賢明です。
アロマを使ったゴキブリ対策法
利用する方法としては、つぼみをそのままティーバッグなどに入れて使ったり、精油を含ませたコットンを置いておくといったことが考えられます。
気になる場所に、数滴の精油を含ませたコットンを置いておくとよいです。
しかし、揮発してしまえば効果は薄れてしまいます。含ませたコットンを置けばよいというわけではなく、適度に新しいものと入れ替える必要があります。
また、スプレーにして使用することも可能です。
水45mlとエタノール5ml、そこにクローブの精油を数滴混ぜることで簡単に作ることができます。
水は、できれば不純物の少ない精製水を使用するとよいです。そのスプレーをゴキブリの通り道になりそうな場所に吹き付けておきます。
ゴキブリが寄り付きにくい環境を作れるが駆除はできない
このようにアロマはゴキブリ対策に使用することが可能です。
その効果は忌避剤としてのものですから、すでに繁殖している状態のときには思うような効果は得られません。
駆除までの効果は期待できませんので、その必要があるのなら駆除剤などを使って先に済ませておくとよいでしょう。
アロマを活用した方法は、ゴキブリが寄り付きにくい環境を作るために使えます。
既に発生してしまっている状態では、効果は限定的です。しかし、駆除した後の快適な状態をキープするためには、効果的な方法だと思います。
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