日本では、100人のうち3~7%という割合でこれまでにうつ病を経験した人がいるという、ある調査結果があります。
不眠や食欲減退、落ち込んだ気持ちが長く続く、何をやっても楽しく感じられない、何もしたくないといった症状が一定期間続く場合、それはうつ病のサインかもしれません。
心や体に過度なストレスがかかり、それによって脳機能に障害が起こるため発症すると言われています。
アロマを活用するのも一つの方法
うつ病の治療は様々ありますが、薬による治療が一般的です。
その他にも環境や生活の整備も必要とされています。
生活や環境、その人の性格はそれぞれ違うので、治療法も一人ひとりによって変わってきます。そのため、自分に合った治療法を見つける必要があるのです。
アロマには、そんなうつ病に対して有効な働きが期待できる精油があることをご存知でしょうか。
アロマならどれでも良いというわけではありません。
抗うつ作用や鎮静作用があるもの、また心を落ち着かせる香りを選ぶのがよいでしょう。
うつ病改善に効果が期待できるアロマの種類
ここでは、代表的なものをご紹介します。
まずは、万人受けするオレンジ・スイートです。
オレンジならではの自然な甘い香りがします。柑橘系ならではのフレッシュ感もあり、前向きな気分にさせてくれます。
また不安や緊張を落ち着かせリラックス効果が期待できる香りです。
続いては、オレンジと同じ柑橘系のグレープフルーツです。
こちらはよりすっきり感のある香りで、ダイエットにも向く香りとされています。リラックスと幸福感をもたらしてくれる香りです。
次に、柑橘系で少しクセがあるのがベルガモットで、苦みが強いので食用には向きませんが、アールグレイなどの香りづけや化粧品の香料として使われることがあります。
こちらは鎮静と高揚のどちらの作用も期待できるため心が不安定な時に使いたい香りです。
それと、少しエキゾチックな香りがするジャスミンも心を落ち着かせるのに役立ちます。
無気力なときにこの香りで幸福感をもたらしてくれるでしょう。
あと、安眠効果のあるラベンダーもおすすめです。
怒りや不安を抱えた心を癒して、深くリラックスさせるため、質の良い眠りへといざなってくれます。
最後は甘味があり、妖艶な香りのするイランイランです。
神経鎮静作用があり、心を落ち着かせてくれるため、不安や緊張に対して有効です。
ただ、いくらよいと言われていても、自分が好まない香りだと、その効果は半減してしまいます。嫌いな香りをかいでいると不快感を感じてしまったり、逆効果になりかねません。
自分が一番好きな香りを選ぶことが大切です。
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