アロマは集中力や記憶力と深い関係があります。
良い香りを嗅ぐと脳の扁桃体という部位が活性化されますが、この扁桃体は海馬の横に位置しています。
海馬は記憶を貯蔵し管理する役割を持っており、扁桃体と影響を与え合います。
つまりアロマにより扁桃体を刺激することは、記憶を司る海馬のサポートになるということです。
集中力や記憶力アップにおすすめのアロマの香り
特に集中力や記憶力アップに効果的とされるアロマには、ローズマリーやペパーミント、グレープフルーツがあります。
ローズマリーは昔から様々な効能が知られ、古代エジプトや古代ギリシャでも重宝されてきました。
14世紀にはハンガリー女王がローズマリーの水で美しさを取り戻したという逸話が誕生し、若返りの象徴でもあります。
ペパーミントはその爽やかさがお菓子や歯磨き粉にも使われるほど人気です。
香りを嗅ぐと頭がスッキリするため、勉強中の眠気覚ましにも使えます。花粉症をはじめとしたアレルギーにも効果的なので、鼻づまりなどで頭がボーッとした時に使うと良いです。
グレープフルーツは柑橘系の代表的な香りで、気分をリフレッシュして集中力を高めます。
落ち込んでネガティブな思考になれば学習もはかどりません。グレープフルーツの香りは前向きな気分にさせてくれるので、効率良く学習できるでしょう。
マッサージや入浴時に使うと効果的
これらのアロマオイルはマッサージや入浴で活用するといいと思います。
マッサージに使う時はキャリアオイルだと刺激が強いので、必ず精製水で薄めるようにしましょう。
マッサージオイルを手のひらで温めて、なでるようにゆっくりと馴染ませます。オイルが浸透するまで30分間あるので、香りをじっくりと楽しみながらリラックスします。
肌に浸透したらタオルなどで拭き取って学習を再開しましょう。
入浴時にはアロマオイルを数滴垂らすだけで効果を得られます。
水に溶けない性質を持つことから、たくさん垂らすのは肌に直接触れるリスクを高めます。
ふんわりとした香りが漂う程度で十分な効果が期待できます。
温まってリラックスしたいけれど入浴するタイミングでない時は、洗面器で手だけお湯に浸けましょう。手だけでもやる気が出なくて集中力も続かないといった状態が改善されます。
爽やかな香りは数種類を混ぜて使うことで、さらに心地良さを得ることが可能です。
他の効能を持つもので好きな香りがあったら組み合わせを試してみましょう。集中力や記憶力アップ以外の嬉しい効果まで期待できます。
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